『(仮称)晴海5丁目西地区開発計画』の環境アセスメントを拝読して

 

つい先日、都内をフラフラしていたら、たまたま図書館があったので何かに導かれるように入ってみたんです。そうしたら、たまたま「晴海5丁目西地区開発計画」の環境アセスの縦覧ができるようになっており、そこまで興味はなかったのですが、たまたま時間があったので目を通してみることにしました。

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この計画については現在、東京都が民間事業者のノウハウを取り入れることが不可欠、とのことから民間の事業協力者を公募している段階の真っ最中であり、3月下旬には協力者が決まる予定です。すごいJVが出てきそうな予感がします。

 

 

 

 

 

 

 

 20150209_165203_53310P640px『建通新聞』より

さて、今アセスの縦覧が行われるということは相当前からこの建物の配置計画で動いていたことは容易にわかります。何て言えばいいのかわかりませんが、この計画の詳細を見てみるととりあえず壮大な計画だなぁと。ほんの一部の情報ですが、共有してみます。
ものっすごい手抜き(笑)ですが、晴海5丁目西地区開発計画のざっくりした区分けは以下のとおりです。

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そして、そこに配置される建物の概要は以下のとおりです。

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延床面積には駐車場も含まれていますが、それにしても約68万㎡というのは未曾有の規模です。

全体の工事期間は平成28年度(2016年度)から平成35年度(2023年度)にかけて96ヶ月間の予定で行われます。
第 I 期工事(平成28年度(2016年度)〜平成31年度(2019年度))として選手村の宿泊施設に使用する部分(住宅棟(板状))の工事が先行して行われ、オリンピック・パラリンピック大会中に宿泊施設として一時使用した後、第 II 期工事(平成32年度(2020年度)〜平成35年度(2023年度))として選手村の宿泊施設として使用した部分の改修・改装工事及び住宅棟(超高層タワー棟)2棟及び商業施設の建設工事が行われる予定です。

事業の目的には「多様な人々が快適に暮らせるまちづくりを目的にしている」との記載がありますが、”快適”というのをどこまで求めるのかが気になります。仮に2万人がそこに住むとなると地下鉄の駅を作らないと回せないんじゃないか、とも思います。
この計画で調査項目として取り上げられていたのは「大気汚染」、「騒音・振動」、「日影」、「電波障害」、「風環境」、「景観」の6項目。現地には鳥さんの姿がやや多い気がしたのですが、「生態系」の項目はありませんでした。資料には実際に建物の模型を作成して風洞実験が行われている様子等も掲載されています。

以下、アセス全体に目を通した雑感です。(あくまでも個人の意見なので何ら信憑性はありません)

特筆すべきところは「日影」でしょうか。日照時間が一番短い冬至の設定で日影のシミュレーションが行われていましたが、午前8時では高さ約180mのタワー棟の影は浜離宮恩賜庭園にまで到達します。また午後4時では部分的にですが、晴海1〜4丁目までタワー棟の影響を受けるようでした。選手村にほど近い晴海レジデンス、晴海テラスにおいては午後は日影の時間が多くなりそうです。(あくまでもシミュレーションですが)

個人的に一番気になったのは「景観」です。近隣の様々な場所から眺めたCG処理された景観が掲載されていますが、豊海運動公園から見た様子はけっこう圧迫感を感じる印象です。記載として「計画地内に2棟の住宅棟(超高層タワー)及び複数の住宅棟(板状)を組み合わせた配置計画とすることで、メリハリのある景観が形成され〜」とありますが、正直私はその景観からあまり”メリハリ”を感じ取ることはできませんでした。特に南面の豊洲新市場側から見ると同じ高さの建物を単に横に並べただけで、なんかこう・・景観としてすごく単調なんです。他の地域でもよく見かけそうな画です。言い方は悪いですが、団地の集合体から2棟の高い建物が伸びているだけに思いました。(と言いつつ、建ったら建ったで「このカーテンウォールがカッコいいんです。」とか言ってそうな自分が怖いですが)レインボーブリッジから眺めるとKTT、TTTと合わせて5棟の超高層マンションが真横に並んでいるように見えます。

緑化計画を見ると敷地の大部分が緑化されるようなので、これは景観的にも良いことだなぁと。一部の住宅棟及びタワー棟の屋上も部分的に緑化されるようです。

敷地内の完成予想図として2次元で沿道イメージと広場イメージの記載がありましたが、それを見てパッと思い浮かんだのは練馬区光が丘の駅前の景観です(あくまでも個人のイメージです)。そのまんまですが、マンションに周囲を囲まれている感。

全体を通して一部の説明については意見書を出してみよう、と一瞬思いましたが、私が日常的に生活をする上で何ら一切の支障をきたさない開発計画に口を出すことは自分でも意味がわからないのでやめました。強いて言えば、晴海方面の写真を撮る際に空の面積がほんの少し減るくらいです。とは言うものの、この計画のまま進んでほしいかというと素直にそうも思えない部分があります。

ですので、ここは都民の皆様からどんなご意見が出るのか、心待ちにしたいところです。
ちなみに意見書の提出は、3月25日(水)までです。

 

 

 

2 thoughts on “『(仮称)晴海5丁目西地区開発計画』の環境アセスメントを拝読して

  1. すいません
    5-7街区の道路挟んで向かいみたいなのでそのままかもしれませんね
    先のコメントは消していただいて結構です

    1. 『ほっとプラザはるみ』のことでしょうか?
      上記の施設は残るようです。
      最初のコメントは削除させていただきました。

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