さぁ、やってまいりました!今回も勝手に決めてしまおうというこのコーナー。
東京湾岸といえば夜間景観、略して夜景の宝庫です。しかしながら、全国的にはほとんど知られていないのが現状です。単に”湾岸の夜景”というと、日本で初めてガス灯が使用された横浜や”1000万ドルの夜景”で有名な神戸のイメージが思い浮かんだりしますが、東京湾岸の有名な夜景スポットといえば、(ミーハーな)お台場と(ミーハーな)レインボーブリッジくらいでしょうか。
確かにお台場海浜公園からの夜景は日本夜景遺産の中の自然夜景遺産に公式登録されています。有名になるのも当然ですね。(個人的にはそれほど惹かれないんですけどね)
というわけで、今回は東京湾岸夜景普及委員 代表理事を務める私めが全国的に知られていない東京湾岸の夜景スポットを対象に勝手に選考を行い、勝手に”東京湾岸三大夜景”を定めさせていただきました。
いずれにせよ東京五輪が近づくにつれて湾岸の露出は比例して増えていくので、いつかは全国にバレると思ってます。
それでは参りましょう!
以上。
上記2つについては一瞬で決まりました。
晴海大橋から見る豊洲の都市景観は”景観美”の一言。青空が広がる日中でも十分きれいなのですが、夜は晴海運河と相まって水に浮かぶ都市夜景になります。中でも目を引くのは、光量の多い三井不動産のアーバンドッグ パークシティ豊洲。輝く2つのタワー棟の存在感は豊洲の夜景を牽引しています。
続いて、豊洲公園から見る晴海の夜景。広がる夜空に高層マンションとオフィスビルで三角の形を形成しているのが印象的ですが、その頂点の役目を果たしているのが三菱地所レジデンスの晴海タワーズ クロノレジデンスです。世界的建築家のリチャード・マイヤー氏をコンセプトデザイナーに起用しているだけあって目でも楽しむことができます。クロノレジデンスの西側には2棟の高層マンションが、晴海三丁目には住友不動産のドゥ・トゥール キャナル&スパが建設され、この場所から見る夜景は数年後、さらに輝きを放ちます。
3つ目のスポットについては他に2つの候補があり、一晩寝ずに考えました。この高さの高層マンションがこれほど林立している場所は全国でも他に例がなく、高層マンションは今や東京湾岸の代名詞にもなっていることもあり、唯一性を鑑みて東雲キャナルコートを選びました。ウィキペディアによると6,000戸もの住宅が配置されたこの景観は凄まじいものがあります。
都心と異なり、東京湾岸の夜景資源の多くは高層マンションということが特徴ですね。