いつかの晴海の夕景。
黄昏時、海風を浴びながら聞きたくなるのが “晴天を誉めるなら夕暮れを待て”。
数年前、勝どきに住みたいと思ったのは、そこに築地があるから、という理由が一番大きい。
生魚を一番のごちそうとしている私は(アザラシみたい)、築地には最大の魅力を感じていたわけで。
勝どきに住んで土曜の朝早くに勝鬨橋を渡って、その日の夜に食べる刺身を買いに行く、というイメージをずっと抱いてました。(勝鬨橋を渡って築地に行く、というのが大きなポイント!)
しかし、それが豊洲に移転してしまうのは何とも・・と思ったもの。
築地市場が豊洲へ移転と言っても、そこには様々な人の思いがあるので、なかなか一言では片付けられません。
昭和10年に開業した築地市場には79年もの歴史があり、それによって生まれた情緒や風情は何にも代え難いものがあります。また、これまでに培った”築地魚河岸”のブランドもリセットされるように、これまでの築地市場のイメージとは全く違うものができると推測できます。
数年前には移転に対する反対運動も目にしたことがありますが、 現在は?というと東京中央卸売市場のHPによると、築地市場で業界ごとに組織された6団体のうち、5団体はすでに豊洲移転で合意しているとのこと。
すでに整備が進んでいる豊洲を見ると、移転中止はもはや難しいです。
古き良きものを刷新するのは、良い面とそうでない面の両面がありますが、今後も行く末を見守っていきたいと思います。
先日、2度に渡って隅田川橋りょう架設工事が 行われ、勝どき側と築地側に橋桁が架設されました。
あとは5/7の最後の架設工事を待つのみですが、2回目の架設工事が終わった後の現況です。